ピアス

※自費診療であっても診察が必要なため、初回は保険診察代がかかります。

皮膚科で安全にピアスを開けたい方へ

皮膚科で安全にピアスを開けたい方へ今やオシャレアイテムとして珍しくなくなった「ピアス」ですが、「穴を開けるのが心配」という方は少なくありません。
ご自身でピアス穴を開けられるピアッサーも市販されていますが、痛みの少ない、衛生面でも安心なピアスの穴開けをしたいという方は、当院にご相談ください。

病院で穴開けをするメリット

医療機関でピアスの穴開けを行う場合には、医師が、医療用のピアッサーを使用して穴を開けます。
また穴を開けた後も経過観察を行い、万が一トラブルが起こった際には迅速に対応することができます。

  • 痛み、出血が起こりにくい
  • 鏡を見ながら位置を決め、医師がその場所に正確に穴を開けてくれる
  • 穴を開ける位置について、医師からのアドバイスが受けられる
  • 両耳に開ける場合、左右とも正確に、同じ位置に穴を開けることができる
  • 滅菌された医療用のピアッサーを用い、適切な消毒処置も受けられる
  • 穴を開けた後も、ピアスホールが完成するまで、医師による経過観察が受けられる
  • 万が一トラブルが起こった際も、医師による迅速な対応がある

ピアスを開けるのにおすすめ・痛くない場所

ピアス穴をどこに開けるかによって、痛みの程度も異なります。
ここでは、痛みの出にくいポイントを3つ、ご紹介します。

イヤーロブ

イヤーロブとは、耳たぶのことです。イヤーロブのピアスは、もっともオーソドックスと言えるのではないでしょうか。
片側のイヤーロブに複数(3つくらいまで)の穴を開けることも可能です。

トラガス

耳の穴の前方に、丸みを帯びて出っ張っている軟骨がありますね。これが「トラガス」です。
トラガスのピアスは、近年、流行の兆しがあります。
ただ、イヤーロブ、ヘリックスと比べると、穴開けが少し難しい場所と言えます。

ヘリックス

耳の上部、外側に向かってクルンと丸まっている軟骨部分を「ヘリックス」と言います。
髪をアップにしている時には目立ちますが、髪を下ろした時に隠しやすい場所とも言えます。
穴を開けたあとも、髪が接触しやすいため、ピアスホールが完成するまでは、衛生管理には注意が必要です。

ピアス穴開けの流れ

1ご予約

まずはお電話、またはWEBからご予約ください。

2カウンセリング・ファーストピアス選び

患者様のご希望、ご不安などについて、カウンセリングを行います。痛みのこと、金属アレルギーのこと、TPOに関すること(職業によっては失礼にならないか等)など、気になることは何でもお尋ねください。
その後、ファーストピアスをお選びいただきます。ファーストピアスは当院で多数ご用意しておりますので、ご安心ください。

3ピアスの位置決め

鏡を見ながら、穴を開ける位置を決め、印をつけます。
ピアスの見え方などにも配慮し、適切な位置をアドバイスいたします。お好みのピアス位置の画像などを見せてくださっても結構です。

4穴開け

穴開けをする位置を消毒した上で、医師が、医療用のピアッサーを使って穴を開けます。
痛みが出ることもありますが、ほんの一瞬です。リラックスしてお任せください。

5アフターケア

穴の状態の確認後、消毒液、必要に応じて炎症を抑える軟膏を処方し、お帰りいただけます。
ご希望がございましたら、ピアスホールの完成まで、何度かお越しいただき経過観察を行います。
ご自宅で何らかの皮膚トラブルが発生した場合には、すぐに当院にご連絡ください。

ご家庭でのアフターケア方法

消毒

毎日、「入浴前」にピアスホールを消毒していただきます。

シャワーで洗う

入浴時には、シャワーでピアスホールを洗い流します。擦らずに、シャワーを当てるだけで結構です。

キャッチの調整

ファーストピアスのキャッチは、耳の裏側で、皮膚から2ミリ程度離れているのが理想です。
何かの拍子に位置がズレることもありますので、毎日確認し、必要に応じて調整してください。
締めすぎると、炎症が起こる原因になります。

ピアス穴開け後のトラブルについて

ピアスの穴開け後、もし以下のようなトラブルが生じた時には、すぐに当院にご連絡ください。

  • 膿が出てきた
  • 赤みが強い
  • 腫れている
  • しこりができた
  • 穴のまわりがただれている

費用

メニュー 料金
耳たぶのみ
※18歳(高校卒業後)以上
1ヶ所:4,750円
(診察代含む)
2ヶ所目~:2,750円

【※例】1ヶ所:4,750円/2ヶ所:7,500円/3ヶ所:10,250円

よくあるご質問

一時的にファースピアスを外してもいいですか?

ピアスホールが完成するまで、ファーストピアスは一度も外さないようにしてください。
ピアスホールの完成が遅くなったり、感染や炎症のリスクが高くなったりすることがあります。何らかのトラブルによって外さざるを得なかった場合には、すぐに当院にご連絡ください。

ピアスはずっとつけっぱなしで大丈夫ですか?

つけっぱなしでも構いませんが、どうしても汚れが溜まってしまうため、定期的に外して洗浄する必要があります。
入浴の際に取り外し、ピアス穴、また必要に応じてピアスそのものもきれいにするのがおすすめです。

ピアスを開けたところが膿んだのですが、どうしたらいいですか?

まずはピアスをそっと外してください。その上で、ぬるめのシャワーでピアス穴を洗い流し、清潔なガーゼやティッシュで水気を取ります。
その後、すぐに皮膚科を受診できれば良いですが、難しい場合には抗生物質入りの軟膏を塗り、様子を見てください。もちろん、ピアスはつけてはいけません。
※髪の毛をアップにするなどして、できるだけ患部に触れないようにしてください。
※入浴する際には、湯船に患部が浸からないように注意してください。
※消毒液は使用しないでください。傷の修復に必要な菌まで殺菌してしまいます。

ピアスホールが安定しているか、どうやったら分かりますか?

ピアスホールが安定するまでの期間は、イヤーロブ(耳たぶ)のピアス穴であれば1カ月ほど、軟骨のピアス穴であれば半年~2年が目安となります。
上記の目安期間が経過した上で、以下の点を満たしていれば、安定している(セカンドピアスに取り替えられる)と言えるでしょう。

  • 痛み、出血、腫れがない
  • ピアスを前後にスムーズに動かせる
  • 穴のまわりの皮膚が、穴の中心に向かってへこんでいる

判断が難しい場合には、ピアス穴を開けてもらった医療機関に相談しましょう。

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